常に危険と隣合わせの工事現場でやらかし過ぎて使えなくなってしまった物がある!?
まだまだ多い労働災害は、他の産業も例外ではありません!!、ここでは重大事故の災害件数から、実際にあったケガの事例等を体験談を交えてお届けします!
目次
工事現場だけじゃない、全国の労働災害
28年の死傷災害は117,910件!!
全産業の死傷災害は昭和36頃をピークに(450,000件以上!)減少傾向にありますが、いまだ100,000件を超える災害が発生しています。
- 製造業:26,454件(死亡災害177件)
- 建設業:15,058件(同294件)
- 陸上貨物運送業:13,977件(同99件)
- 小売業:13,444件
主な発生原因として死亡災害、死傷災害に共通して見られるのが高所からの転落・墜落で、その他の原因として死亡災害は交通事故が多く、死傷災害ではつまづきなどによる転倒が多くなっています。
- 高所からの転落・墜落:20,094件(死亡災害232件)
- つまずきなどによる転倒:27,152件
- 腰痛など無理な動作:15,081件
- 交通事故: 218件(死亡災害)
- 機械などによる挟まれ・巻き込まれ:132件(死亡災害)
つまづきなどによる転倒の件数はちょっと多い感じがしますが、限られた照明、段差や開口部が点在する現場の状況等を考えると、致し方ない結果なのかもしれません。
事故が多すぎて使用禁止!?
様々なケガや事故等の事例の中で、件数が多く重大なケガに繋がりやすいと考えられてしまったのが脚立でした。現場では必須アイテムで、サイズも充実(4尺、6尺、12尺等、1尺は約30cmでステップを数えて3尺や4尺脚立と呼びます)しており、無くてはならない物でしたが、事故が多いという事で原則使用禁止となってしまいました。
代わりに立馬(たちうま、ペガサスなどと言ったりします)と言われる物(持ち運び出来る作業台の様な物)が導入されましたが、重い、かさばって狭い場所で使えない、結局立馬でも事故が起きてるじゃん等、業者サイドからはかなりのブーイングがあり脚立の復活が望まれています。
しかし、この流れは最早止められないでしょう。恐らく現在殆どの現場で使用禁止になっていると思われます。
元上司は事故、ケガの事例製造機
脚立から転落
多くの危険が潜む工事現場で大したケガもなくやって来れたのは、元上司が常に反面教師として自分を戒めてくれたからだと思います。
もともと慎重な人なんですがある日の事、気が抜けたのか魔が差したのか、開けている床下点検口(床下収納の収納部分を取った状態)の上に脚立をかけて登り出しました。当然傾いて倒れますよね。ケガはなかったので幸いでしたが。
助走を付けて釘を踏む
工事現場には大体ゴミカゴが置いてあります。横2m×縦1.5m位の物がいくつか置いてあって、プラごみ、木材、コンクリートガラ等に分別されているんですが、工事も終盤になると混載と言われるカゴになり、置かれる数も減ります。ゴチャ混ぜのカゴになるって事ですね。
なるべく多くのゴミを入れたいので、ある程度ごみが溜まって来たら上から踏みつけて新たにゴミを入れるスペースを確保する?んですが、冬だったんですよね。雪があって中に何が入っているか分かりづらい状況でした。その何が入っているかわからない中にダイブした訳です。
笑ってはいましたが、足を引きずる様にして歩いていたので傷の深さが伺いしれました。他にも池にはまったり、腸に穴が空いたりと武勇伝があるのですが割愛させていただきます。
まとめ
- 工事現場に限らず、産業全体にあらゆる危険が潜んでいる
- 短絡的だがケガ、事故等の事例によって作られるルールもある
- 人のフリ見て我がフリ直せ?
数字でみると件数自体は減って来てはいるものの、それでも1000人近くの人が亡くなっている事を考えると、まだまだ少ないとは言えないと思います。交通事故の件数も多くなっているので、通勤時等は特に気を付けましょう。
以上、災害事例等をお届けしました!