お祭会場等でも設置される仮設トイレ、夏場の汲み取り式は要注意!!、臭いや汚れの他に長居厳禁な理由ってなんだか分かりますか?
工事現場に設置される色々な種類の仮設トイレと、実際にあった劣悪な環境の例から工事終盤のトイレ事情まで、一挙にまとめてお届けします!
目次
仮設トイレのベーシックスタイル
汲み取り式
恐らく日本で1番働いている仮設トイレの代表選手です。少便器はドアの無いオープンなタイプが主流です、もちろんドア付きの物もあり便器の種類も丸めの物や角め?の物など数種類あります。
大便器は和式タイプが圧倒的に多いですが、最近では便座付きの洋式タイプが設置されている所も増えて来ました。どちらも最後にペダルを踏んで水を出し、下のタンクに出した物を流し込む&便器を洗浄するシステムです。
水洗式
少便器は上に蛇口が付いてるタイプが多い様ですね。ボタン式の物もありますが非常にレアだと思います。大便器はタンクが中に設置されていて、つまみを大、小どちらかに動かして水を流すオーソドックスな物で、和式タイプが主流となっています。
偶に洋式タイプを見かける事がありますが、これも稀なケースだと思います。
水を使用しない物もある?
バイオトイレと言われる物があります。水を使わず、微生物が排泄物を分解する仕組みになっていて臭いも抑えられる優れ物です。他にも加熱蒸発式等がありますが、現場で出会った事はまだ無いです。
工事現場での宿命
工事現場に無くてはならない仮設トイレ、その設置台数は現場によって様々ですが、少便器、大便器に共通して言える事は「ぞんざいに扱われがち」だという事です。
使用する人数も多いので仕方がない面もあると思いますが、特に大便器は排泄物が便器にこびり付いていたり、流さずにそのまんまになっていたり、ドアを開けた瞬間にアウトだった事が多々ありました。
工事が進んで来ると出入りする業者も増えて行き、アウトな場面も増えて来ます。そして暖かい時期に近付くに連れて仮設トイレは異次元の臭いを放つ様になり、あの季節を迎えるのです。
そして臭いはピークを迎える
夏場の大便器は危険です。水洗式はまだいいのですが、汲み取り式の臭いは呼吸が困難になるほどで、そこに蒸し暑さ等が混ざり合いカオス状態になってしまいます。
そのカオスの中では臭い、汚れ等の奥に恐ろしい住人が住んでいる場合があります。その住人とは、多分ですがユスリカ(蚊)の幼虫だと思われます。(下の画像の様な物がいました)
蚊の幼虫?
1cm位のこの赤い虫が用を足す間、気を紛らわそうと見ていた携帯電話の画面の上に1匹落ちて来ました。それだけでもビビってしまったのですが、良く見てみるとトイレの中一面にびっしりとこびり付いていたのです・・・。逃げました。
仮設トイレのクランクアップ
工事も完成が見えて来ると業者の数も限られて来る為(最終的には2~3業者が手直しなどで出入りする程度になります。)、仮設トイレの設置台数は徐々に減っていき、別の敷地に移されたりしますが最後には全て撤去され、お役御免となります。
仮設トイレが撤去された後は本設のトイレを1部借りたり、近くの公園のトイレやコンビニ等のトイレを使用する事になります。
まとめ
- 仮設トイレには様々な種類がある
- 工事現場では扱われ方が酷い
- 夏場の使用は臭い等、注意が必要
掃除の当番制や分担などで環境の改善が進められていますが、まだ充分とは言えないのが現状です。夏場の使用は特に大変ですが、冬場の使用も凍って水が流せない等酷い面があります。更なる環境改善が成される事を期待しながら、これからもトイレ事情を見守って行きたいと思います。
以上。工事現場のトイレ事情をお届けしました!