工事現場で活躍するヘルメット、安全性が色で決まる場合があるって知ってました?手入れ不足はダメージ必至ですので要注意。
ここでは、そんなヘルメットの様々な色や機能や性能、一般的な物からこだわりの物、また、被るとかえって危険な事もあるなど、業者目線から見たあるあるなヘルメット事情をあなたに一挙ご紹介!
目次
進化を続けるヘルメット
様々な機能と性能
外見からは分かりづらいですが、用途別に性能が違い、数種類に分かれます。
- 飛来・落下物用ヘルメット 落下物等の危険がある作業用のヘルメット
- 高所作業用ヘルメット 墜落による危険を防止、軽減するヘルメット
- 電気作業用ヘルメット 感電から頭部を保護する電気作業用のヘルメット
- 軽作業用ヘルメット そのまんま軽作業用のヘルメット
FRP製(船の材料等に使用される)やポリエチレン製等、ヘルメットによって材質や形状も違い、耐用年数も違います。職種によって被るヘルメットが違うという事ですね。
また機能も様々で、最近では折りたためる物、眼を保護する収納式のスライド面が内臓されている物、クリアバイザー付きの物(つばの部分が透明)等があります。
一般的な物からこだわりの物まで色や形状も様々
既製品の物を使用する業者もあれば、自社製の物として形や色などを指定して注文&購入する業者もあります。ポピュラーなのは白で、次に黄色も多いです。
形も独特な物が増えて来ました。角ばった物、ミウラ折り(缶酎ハイの缶等で見かける複雑な断面が付いた物、分かりづらい!!)の様な物など実に様々。
一般的な軽作業用のヘルメット
派手めな赤やオレンジ等、色々な色を見る様になって来ましたが、それでも全体の6割以上は白と黄色になるかと思われます。中には「肌色」を会社のカラーとして、ヘルメットや車に使用している所もありました。確かに個性的ではありますね。
ヘルメットは諸刃の剣!?
身を守るはずのヘルメット、被る事でかえって危険!?
山間部等の現場、特に7月~10月は注意が必要です。夏から秋にかけてのこの時期は蜂による刺傷事故が多くなっていて、そんな攻撃的になっている蜂が「敵だ」と認識しやすいのが黒、もしくは黒に近い色と言われています。
が、ヘルメットに限っては、あくまで個人的な感想ですが黄色が1番危険だと思います(電気工事士当時は黄色を着用)。
多くの色のヘルメットが入り乱れる中で、鈍い重低音が自分の頭上をかすめて行く事が何度もありました。(スズメバチが多かった気がします)
他の濃い色では無く黄色の、しかもヘルメットに向かって来ていたので偶々だったのか理由はわかりませんが、ヘルメットには蜂の気にいらない、もしくは気に入る何かがあるのかもしれませんね。
手入れを怠ると牙を剥く
オールシーズンのヘルメットですが、タオルを巻く、インナーの使用等の対策をしなければ、夏場は特に2~3日で「臭い」を放つ様になります。
そして時間の経過と共に、それは耐え難い悪臭となって襲い掛かってくるのです。これは大げさでも何でも無く、作業の途中で洗に行ってしまう位(何度かやりました)とにかく酷い臭いです。
汗をかく季節は毎日か、少なくとも2日に1回は洗う事をおすすめします。
まとめ
- 工事現場のヘルメットには色々な機能と性能がある
- ポピュラーな物から個性的な物まで色も様々
- 手入れが大事
現在殆どの現場でヘルメットの着用が義務付けられていますが、作業者からすれば決して心地の良い物ではありませんでした。
しかし、軽量化やデザインの多様化等で、これからは「義務で被る物」から「被る事を楽しむもの」に変わりつつあるのかもしれませんね。(ガンダム世代はピンと来ると思いますが、ザクの様なヘルメットもあった気がします。)
これからも作業環境の変化に注目していきたいと思います。以上、あるあるなヘルメット事情の紹介でした。