今やすっかり日本に定着したクリスマス。プレゼントを届けにやってくる、サンタクロースのお爺さんは子供達に大人気!・・・アレ?サンタさんが来るのっていつだっけ?24日のイヴ?それとも25日??そもそもクリスマスってどんな日!?
当たり前になり過ぎて?ついつい見落としてしまいがちな『クリスマス』に対する疑問のアレやコレ。ここで1度、「おさらい」しておきましょう!
目次
クリスマスやサンタクロースへの「いつ」を辿る!
クリスマスはいつ?
クリスマスは、イエス・キリストの降誕を記念する日だそうです。誕生日として覚えている方が多いと思いますが(私もそうでした)、どうやら違ったみたいです。
ちなみに『新約聖書』には、イエス・キリストの誕生日を特定する記述は無いそうで、古くからキリスト教の中でも見解が分かれているそうなんですね。(5月20日や9月15日などなど、推測される日にちについては様々あるらしい??)。
クリスマスを祝う日も、12月24日~25日に統一されている訳では無く、年が明けた1月6日や7日など、国や教会によって色々ある模様(祝い方もそれぞれ)。
日本で親しまれている一般的なクリスマスは、イヴの12月24日と当日の25日ですが、「イヴって何?」ってなりませんか?私は勝手に「前夜祭」だと思っていたんですが、これもまた、違っていたみたいなんですよね。
『教会暦』では日没を1日の境目としているらしいんです。なので、24日の「日の入り」から25日となる為(ややこしい!)、この24日の夜の数時間を「クリスマス・イヴ」と呼んで、25日と同じ日に数えるんだそうです(昔のなごり?)。
「じゃあ、クリスマスは25日の夕方位(日の入り)までなの!?」って思いますよね?日本ではあまり知られていませんが、イタリアやポーランド、フランスなどでは12月25日からクリスマスが始まり、1月6日の『公現祭』まで続けられるとか。
世界的に見た場合、1~2日の短期間な「お祭り」は、もしかしたらキリスト教に限らず宗教全般に疎い日本ならではのものなのかもしれませんね。
サンタクロースの登場はいつ?
相棒のトナカイ達が引くソリに乗り、世界中の子供たちへプレゼントを配って回る、世界で最も有名なお爺さん(知名度はイエス・キリスト以上!?)。このサンタさん、一体いつ頃から「お勤め」されているんでしょうか?
ウエットスーツも赤と白!?クリスマスが真夏となるオーストラリアなど南半球の国々では、サンタさんもソリからサーフボードに乗り換える!?
現在のサンタさんが何代目かは分かりませんが、1620年代には既にお仕事をされていたみたい??当時は『ジンタクラース』と呼ばれていたそうで、『サンタクロース』として認知され始めたのは、19世紀初頭だそうです。
さらに時代を遡って4世紀。『聖ニコラオス』という人が、初代のサンタさんではないか?という説があります。「奇蹟者」の称号を持ち、キリスト教では、生涯が早くから伝説化された程の偉い人!クリスマスのしきたりに通じるエピソードも!?
ある時ニコラウスは、貧しさのあまり三人の娘を身売りしなければならなくなる家族の存在を知った。ニコラウスは真夜中にその家を訪れ、窓から金貨を投げ入れた。このとき暖炉には靴下が下げられており、金貨はその靴下の中に入ったという。この金貨のおかげで家族は娘の身売りを避けられた」という逸話が残されている。
引用元:https://ja.wikipedia.org/wiki
真夜中。サンタさんの出入口とされている暖炉(煙突)。そしてプレゼントの受け取りBOX?靴下も出てきていますね。「窓から金貨を投げ入れた」は、少々荒っぽい感じがしますが、初期の頃はトナカイが1頭だけだったそうなので(現在は8頭と言われています、名前もそれぞれあるらしい?)、当時のスピードを考えれば、1軒1軒が多少乱暴になってしまうのは仕方がなかったのかも??
サンタクロースが来るのはいつ?
サンタさんが来るのは24日と25日のどっち!?となるかもしれませんが、これはもう上記に答えがありましたね!単刀直入にいうと、日本ではズバリ!24日の「イヴ」です!また、サンタさんが来る日は、国や地域で様々あるようです。
イタリアのプレゼント担当者はサンタさんではなく、「ベファーナ」という魔女。ソリには乗らず、ほうきでやって来る?ドイツやオランダでは、『聖ニコラオス』の誕生日である12月6日。そしてフランスは『公現祭』の1月6日となっています。
番外編
ここまでクリスマスについてザラっと見て来ましたが、ここからはチョット方向転換して、悩ましい?「舞台裏」に目を向けていきたいと思います。
子供にプレゼントを渡すのはいつ?
これはもちろんサンタさんに習って、真夜中に実行するのが安全で確実だと思われます。かと言って油断は禁物。より劇的な演出を狙った枕元への配達は、なるべく避けた方が無難かと。子供が低学年の内はともかく、高学年の場合は危険大!?
私も1回チャレンジしてみましたが、リスクの大きさに改めて気付かされた結果となりました(我が家の小学生は夜明けまでサンタさんを待っていた模様)。子供のなにげない行動が、親の予想を大きく超えて来る事もしばしば。
そんな訳で、プレゼントを届ける時間はなるべく深夜。場所は、より安全なリビング等のクリスマスツリーの下が望ましいのではないかと思われます。
サンタクロースの内情を子供に打ち明けるのはいつ?
これもデリケートな課題ですよね。子供が成長するにつれて、テレビや周りの友達などから入って来る情報量も増えて来ますので、いつかは「この日」を迎える時が来てしまいます。焦る必要はないと思いますが、伝え方は用意しておくべきかも?
調べてみると、サンタさんに対して疑問を持ち始めるのは、だいたい小学3年生くらいから?ある日、唐突に投げかけられる「サンタさんはいないの?」との質問に、「親だと言ったら本気で泣かれてしまった」等のケースもあるようで・・。
「現実」が子供にとって、ある程度のショックとなる事は避けられないかもしれませんが、出来るだけ小さいものにしてあげたいですよね。
なので、子供から「サンタさんはパパとママ?」と聞かれた時、ストレートに答えるよりは、「サンタさんから頼まれていた」等のやんわりとした伝え方の方が、傷は残りにくいのでは?この難問に、より具体的な答えを用意されていた方も。
「最近のサンタは昔のサンタとは違う。子どもたちはゲームやスマホをほしがるようになって、サンタが作ることができないものが多いんだ。だから、おもちゃを作る会社、それを運ぶ会社、プレゼントを枕元に置くパパやママがサンタに協力するようになった。サンタの代わりをできる人が、みんなで役割分担しているんだよ」
引用元:https://woman.excite.co.jp/
現状に合わせた、サンタさんのやむを得ない事情を説明する見事な回答ではないでしょうか。このポイントを押さえた端的な説明であれば、肩を落としかけている子供にも「そうだったんだ!」と納得してもらえるのではないかと思われます。
コレ、私も使わせてもらおうと思っているんですよね。下の子用に(笑)。ちなみに上の子は中学生なんですが、感づいた後も、この楽しいイベントに付き合ってくれている様です。私たち父母へのプレゼントも、ツリーの下に届くので!
自分が気づいたのはいつ?
それぞれ個人差があると思いますが、小学校1~2年生という早い例もありました。友達やテレビ等からの情報、両親が隠しておいたプレゼントを発見してしまった等など、現実との遭遇には様々なケースがあるみたいです。
中には、中学校2年生まで信じていたという親御さんの健闘が見えるものも!ここまで来てしまうと逆に「そろそろ伝えるべきでは??」と、考えてしまう?
私の場合は、お祝いはしますが「プレゼントというシステム」がありませんでしたね(笑)。サンタさんがプレゼントを届けにやって来るエピソードは知ってはいましたが、もちろん受け取った事は無く、ソレが普通だと思っていました。
クラッカーを合図に、鳥のもも肉を食べて子供用の甘いシャンパンを飲み、ホールケーキをむさぼる。私の実家では、クリスマスはプレゼントうんぬんではなく、豪華な食事会といった感じ。お腹がいっぱいになるので結構満足していた気がします(笑)。
まとめ
- クリスマス(日本)は24日から25日にかけて
- サンタクロースとしての登場は19世紀初頭
- プレゼントは24日の夜中に届く!
- 子供には「いつ」とは決めず、質問されたらやんわり伝えるべし
長いこと身近にあるものだけに、改めて見てみると「そういえば何だっけ?」って結構あったりしますよね?今回取り上げたクリスマスも、そういった部分が少なくないと思われます。クリスマスへの「何故?」について色々調べていく内に、再発見となったものも多くありました!
余談ですが、サンタさんのイメージカラーである赤と白。以前は茶色や緑など様々な色の衣装があったとか?全世界で「現在のもの」に統一されたきっかけは、1930年頃に行われた『コカ・コーラ』のキャンペーン広告だったみたいです(コカ・コーラのシンボルカラーである赤と白がバシっとハマった!?)。
時代と共にクリスマスも少しづつ変化している様です。このイベント、未来では一体どんなものになっているんでしょうか。ちょっと興味ありますよね?サンタさんのソリがジェット機になっていたりするのかも!?そんなクリスマスの未来を、家族で想像してみるのも面白いかもしれませんね!
以上、「クリスマスやサンタクロースについての色んな「いつ」を考察してみた!!」でした!